感染症対策について~当社の取り組み

その他サービス 2024.10.30

現在の感染症をとりまく状況

今年は、新型コロナウィルス(Covid-19)に対するワクチンの接種が、基本的に個人負担になりそれとともに任意性が高くなりました。後期高齢者や特定疾患を有する患者への公費負担は継続してありますが、後期高齢者以外で健康な場合には自費負担(健康保険は適用)で接種を受けることになります。これにより、去年までと違いワクチンの接種率は極端に下がることが予想されます。インフルエンザと同等の見方が世間的にはされると思われます。
しかしながら、インフルエンザの場合は罹患後には対応する治療薬がありますが、新型コロナウィルスに対しては有効な治療薬が出されていません。このため重症化するリスクはインフルエンザ以上に高いものと言われています。
このことから、大規模店舗や飲食店を中心に接客業においては感染症対策は継続して行われています。レジや飲食店のフロア担当などは基本マスク着用無しで接客していると思います。街中においてはマスクをしていない人も多く見られます。これから乾燥して風邪を引きやすい状態になった時(ウィルスの活発活動期)に、新たな流行が起こる可能性は十分にあるのです。

当社の取り組み

訪問時のマスクの着用など

欧米人は口で表情を作り本音がみられるといいます。このため「マスクをすることは相手に対して隠し事をしている」とみられかねないためにマスクの着用率が低く先般のパンデミックにつながったともいわれています。日本人は目によって控えめな表情を作ることで意思疎通をはかる文化であるため口元を覆うマスクに対して違和感があまりありません。このことが、マスクの着用率の高さにつながり日本が諸外国に比べてパンデミックの規模が小さく済んだ要因であるとも言われています。
公衆衛生において、マスクの有用性は広く認められ簡易に実行できる対策であるため接客業を含む複数のお客様と接する機会のある職業においてはやはり有用な手段といえるのです。
当社では、この説に則りお客様の元へお伺いするときには従業員にマスクの着用を義務付けております。また、日ごろから手洗い、消毒を心がけ清潔な状態でお伺いできるよう努めております。

医薬品のひっ迫について

2020年あたりから、ジェネリック医薬品製造大手の不祥事が相次ぎ、医薬品の製造および流通に大きな支障が発生しています。これは。じつは4年後の現在においても大きくは改善されておらず、一部の医薬品は薬局での入荷もままならない状況が続いているのが現状です。医療の現場では局所麻酔薬が不足しているという話が医療従事者の間ではささやかれて久しいです。また、実際に処方を受ける側の患者として比較的影響が大きいの次の2つの供給不足です。いわゆる「去痰剤」と呼ばれる痰を切りやすく喉の炎症を抑える薬や、発熱炎症を抑える「カロナール」(アセトアミノフェン系鎮痛消炎剤)系の薬の流通に支障が出ています。これらの薬は、同様の成分を有する市販薬も発売されていますが、医師による処方箋で調剤薬局で入手できる薬とは成分量も価格も異なります。※効きが違うと感じられるのはそこが原因とも言えます。なぜ、処方箋で手に入れらる薬と成分が同じなのに異なるのか?これらは、市販薬として手に入る部分もありますが、医師の手によって出された処方箋は医師の医学的知見により「用法と用量」が指示されたもので安全に服用できるからです。
一般の市販薬においてもテレビコマーシャル内においても用法用量を守ってご服用くださいとわざわざ断りを入れるのは、素人が判断して多めに飲むとかは害を及ぼす影響が高いからなのです。また、処方箋で出される薬は国により薬価が決められているのと健康保険により負担分が限られているため、安価に購入することができますが、市販薬にはその適用がないために割高になるのです。
このような状況で新型コロナウィルスに罹患すると、有効な治療薬が一般的でないため、発熱や咳などに対する対処療法の解熱鎮痛剤や去痰剤などの薬に頼ることになります。しかしながら、前述のように医療薬品のひっ迫状態もあり治療に対して以前より大きな負担がかかる恐れもあるのです。

厚生労働省 医療用医薬品供給状況

おわりに

これらの状況を鑑みて、当社では感染対策は現状も必要であり、罹患しないことが最大の防御であると考えています。罹患後の様々な不都合をお客様へ与えることのないように努めた対策を実施しておりますのでご安心してご用命くださいませ。


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